地味子ちゃんの甘々学園生活
同じ部屋の男の子
「理事長とはどんな関係なの??」


「理事長は父なんです。」


「あー、なるほどね。だからあんなにいつもと雰囲気が違ったんだw」


いつも??と思いながら首を傾げると


「なんだか千代ってすごく地味なのに可愛い雰囲気まとってるよね」


「え??」


「まぁいっか、理事長はいつも怖いってことだよw」


「お父さん、僕の前ではいつもあんな感じなんですけど…」


「息子を溺愛してるんだね」


「そーなんだ…」


教室まで案内してくれると言うのでついて行っていると


「そーいえば、1年S組だよね??そのクラスって、頭脳明晰・容姿端麗・スポーツ万能じゃないと入れないクラスなんだけど……千代大丈夫??」


「えええ!そーなんですか!?」


大学はもう既にアメリカの飛び級を使って卒業してはいるけど、スポーツは万能ってほどでもない気がするし、容姿だって全然端麗じゃない……


「ぼ、僕初日から浮いちゃうんじゃ……(இ௰இ`。)」


「だ、大丈夫だよちょっと脅しすぎたかもね。ごめんね」


ポンポンと頭を撫でられて少しほっとした


「へへ、先輩優しいですね(ニコ」


「……まいったな……」


口元を隠して目をそらされてしまった、何か悪いことでもしちゃったかな…??


「ついたよ、ここが1年S組」


「ちなみに僕は2年S組で組の種類で寮が分けられてるからきっと同じ寮だよ」


「よ、よかった。ちょっと安心しました!」


「そう??それはよかった」


ありがとうございますと頭を下げて成瀬先輩とお別れした。するとちょうど廊下の反対側から先生らしき人が歩いてきた


「おー!お前が転校生の玉蔵千代か??」


「そ、そうです」


ヒゲを生やして白衣を着てて、中性的な成瀬先輩に比べるとすごく男の人って感じで怖かった


「よし、じゃあ今からHRだから俺が呼んだら入ってきてくれ」


「はい…」


どーしよ、やっぱり緊張する


「今日はお前らに転校生を紹介するぞー、入れー」


打ち合わせ通り呼ばれたタイミングで教室に入った


「あの、その……玉蔵千代、です……よろしくお願いします…!」


結構もごもごになっちゃったけど挨拶できた


「え?Sクラスなのにめっちゃ地味じゃね??」
「背もちっせぇし、スポーツできなそうだし」


そんな声が至る所から聞こえた


「おいおい、あんまり転校生からかうなよー。みんな仲良くしてやってくれ」


席はあそこな、と担任に促されて一番後ろの窓際に座った


「お前が俺と同じ部屋になる玉蔵千代かよ」


「は、はい」


「どー見てもSクラスには見えねぇな。てか、今まで1人部屋満喫してたのに、だりぃな」


はぁ、とため息を疲れてこっちも落ち込む


「ご、ごめんなさい……」


「とりあえず、今日はこれで学校終わりだから寮帰るぞ、さっさと来い」


そう言ってスタスタと歩いていった男の人、確か如月弥生っていう人


また歩くのが早くてどんどん距離が空いてしまう


「おい、遅いんだけど?」


「ごめんなさい(இ௰இ`。)」


そう言って急いで走ると、


ドテっとこけてしまった
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