フィンガーマン
近所の牛丼チェーンで適当に昼食を済ませた。
料理なんかは作れないし、無理してやったら逆に高くつく。
そんなに食にも拘ってないからこれで充分なのだ。
腹ごなしに少し遠回りして帰ることにする。
そういえば引っ越してからまだこの辺りを散策出来てなかったな。
ぽかぽか陽気の中、ゆっくり歩みを進める。
商店街を抜けると少し大きめの公園があった。
夕焼けの森公園と書いてある。
なんとなく公園に入ると子供たちが走り回ったり、カップルが仲睦まじく歩いているのにすれ違う。
まさに休日って感じだ。
公園の中には池がありベンチにご婦人が読書をしていたり老紳士がぼんやり池を眺めていたりスケッチブックを持った若者やまたしてもカップル。
みんな思い思いの休日を満喫しているようだ。
なんにもやることのない自分が急に空っぽな人間みたいで胸がモヤモヤする。
なんのために働いてなんのためにここにいるんだろう。
仕事もそつなくこなし、しかし出世にがっつくことも出来ず、やるべきことを淡々とこなすだけ。
そして休日は家事に追われ、また月曜日がやってくる。
これといってやりたいことも目標もない。
家族とも疎遠、彼女もいない。
俺ってなんのために生きてるんだろう。
いつからこんなつまらない人間になってしまったんだろう。
子供の頃は漠然と大人ってだけで輝いて見えて、きっと
自分もあんな風にかっこいい大人になるんだって思い込んでた。
だから深く考えてこなかった。
自分が何をしたいのか。
どんな人間になりたいのか。
どんな未来を生きるのか。
料理なんかは作れないし、無理してやったら逆に高くつく。
そんなに食にも拘ってないからこれで充分なのだ。
腹ごなしに少し遠回りして帰ることにする。
そういえば引っ越してからまだこの辺りを散策出来てなかったな。
ぽかぽか陽気の中、ゆっくり歩みを進める。
商店街を抜けると少し大きめの公園があった。
夕焼けの森公園と書いてある。
なんとなく公園に入ると子供たちが走り回ったり、カップルが仲睦まじく歩いているのにすれ違う。
まさに休日って感じだ。
公園の中には池がありベンチにご婦人が読書をしていたり老紳士がぼんやり池を眺めていたりスケッチブックを持った若者やまたしてもカップル。
みんな思い思いの休日を満喫しているようだ。
なんにもやることのない自分が急に空っぽな人間みたいで胸がモヤモヤする。
なんのために働いてなんのためにここにいるんだろう。
仕事もそつなくこなし、しかし出世にがっつくことも出来ず、やるべきことを淡々とこなすだけ。
そして休日は家事に追われ、また月曜日がやってくる。
これといってやりたいことも目標もない。
家族とも疎遠、彼女もいない。
俺ってなんのために生きてるんだろう。
いつからこんなつまらない人間になってしまったんだろう。
子供の頃は漠然と大人ってだけで輝いて見えて、きっと
自分もあんな風にかっこいい大人になるんだって思い込んでた。
だから深く考えてこなかった。
自分が何をしたいのか。
どんな人間になりたいのか。
どんな未来を生きるのか。