Deal×Love
「家を出たなら大学はどうするの!?学費なんて払えないでしょ!?それに桜ちゃんは、学費がクッソ高い御嬢様学校なんだよ!?」

「無理なら私が大学を辞める。桜には高校を必ず卒業させる。桜が大学に行きたいならどうにかする」


私が強い眼差しと口調で返すと、アリサは諦めた顔をして息を深く吐いた。


「なんか椿、数ヶ月で逞しくなった」

そして感心したような顔で言ってくれたアリサ。

「そう?ありがと」

私はそれにクスッと笑って返す。

離婚という結果になってしまったけれど、悪いことばかりじゃなかったみたい。


「とりあえず二ヶ月ってことにしとこう」

未だ不服そうな顔で言ったアリサ。
仕方なく折れたようだ。

「ありがとう」

アリサは納得はしていないようだけれど、気持ちは嬉しいし、二ヶ月だけでも充分助かるから。

「椿、バイトは明日は休みだったっけ?」

「うん」
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