お見合いから始まる恋→結婚
実はその方が周りに迷惑だったかも。

「陶子で良かったよ。あの時写真を兄貴から取り上げて本当に良かった。あの時から俺は変わったのかもしれない。」

尚登に頭を撫でられ、私は身体が熱くなる。

「尚登、私も愛しているよ。」

尚登の耳元でそう囁くと、尚登の耳が赤くなる。

「さあ、うちに帰ろう。お母さんに連絡してくれる?」

「えっ?」

私は訳が分からず、目を丸くする。

「明日は俺の家から大学に行くからって。」

離れたくない気持ちが私達の中で高まっていた。












< 104 / 147 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop