Some Day ~夢に向かって~
由夏とは、この後、学校で落ち合うことにして電話を切った。
そして、私には、まだ連絡をしなきゃいけない人がいる。
その人は、今日は試験がなく、私の連絡を首を長くして、待ってくれてるはずだ。お母さんに連絡した後、すぐに掛けようとしたんだけど、由夏からの連絡が先に入って来たんで、そのままになってしまった。
そして、今度こそ掛けようとボタンに指を掛けた、まさにその時に携帯が鳴り出した。ディスプレイには「白鳥徹」の文字が・・・。マズい、私はすぐに通話ボタンを押す。
「もしもし、徹くん。」
「悠、どうだった?」
心配そうな徹くんの声に、私は申し訳ない気持ちになる。
「お陰様で、合格しました。」
「そうか、おめでとう!連絡がないから、心配になっちゃってさ。」
「ごめんなさい、ちょうど由夏から連絡入って、すぐに掛けられなくて。」
「そっか。で、岩武は?」
「由夏も合格したって。」
「やったな、2人共よかったなぁ。」
本当に嬉しそうな声で祝福してくれる徹くん。
「ありがとう、心配掛けちゃって、ゴメンね。」
「大丈夫、なんか俺もテンション上がって来た。」
徹くんには、まだ吉報は届いてない。だからなんとなく、電話を掛け辛い気持ちもあったけど、私の彼氏はそんな小さい人じゃなかった。
「俺も悠達に続けるように、頑張るぜ。」
「うん。」
徹くんは10ほどの入試を受ける。願書を出すに当たって、内申書を受け取る時に、その分厚さにクラスがどよめいたくらい。
「下手な鉄砲も数打ちゃ当たるって言うじゃん。」
徹くんはそう言って、笑っていたけど、とにかく必死なんだ。
私は徹くんに合格の女神が微笑むことを改めて祈った。
そして、私には、まだ連絡をしなきゃいけない人がいる。
その人は、今日は試験がなく、私の連絡を首を長くして、待ってくれてるはずだ。お母さんに連絡した後、すぐに掛けようとしたんだけど、由夏からの連絡が先に入って来たんで、そのままになってしまった。
そして、今度こそ掛けようとボタンに指を掛けた、まさにその時に携帯が鳴り出した。ディスプレイには「白鳥徹」の文字が・・・。マズい、私はすぐに通話ボタンを押す。
「もしもし、徹くん。」
「悠、どうだった?」
心配そうな徹くんの声に、私は申し訳ない気持ちになる。
「お陰様で、合格しました。」
「そうか、おめでとう!連絡がないから、心配になっちゃってさ。」
「ごめんなさい、ちょうど由夏から連絡入って、すぐに掛けられなくて。」
「そっか。で、岩武は?」
「由夏も合格したって。」
「やったな、2人共よかったなぁ。」
本当に嬉しそうな声で祝福してくれる徹くん。
「ありがとう、心配掛けちゃって、ゴメンね。」
「大丈夫、なんか俺もテンション上がって来た。」
徹くんには、まだ吉報は届いてない。だからなんとなく、電話を掛け辛い気持ちもあったけど、私の彼氏はそんな小さい人じゃなかった。
「俺も悠達に続けるように、頑張るぜ。」
「うん。」
徹くんは10ほどの入試を受ける。願書を出すに当たって、内申書を受け取る時に、その分厚さにクラスがどよめいたくらい。
「下手な鉄砲も数打ちゃ当たるって言うじゃん。」
徹くんはそう言って、笑っていたけど、とにかく必死なんだ。
私は徹くんに合格の女神が微笑むことを改めて祈った。