Some Day ~夢に向かって~
それから、1週間ほどが過ぎた。今、私は自然に早足になってしまう自分を自覚している。そう、合格発表を見に行く途中。
いわゆるすべり止めは合格はしているから、ある意味、気は楽だけど、やはりこれから発表の第一志望に受かりたい。
高まる緊張を抑えきれないまま、校門をくぐると、すでに人だかりが出来ていて、悲喜こもごもの光景が繰り広げられている。
そんな人並みをかき分けるように、掲示板の前に辿り着いた私は、自分の受験番号を求めて、目を走らせる。
(2307、2308、2310・・・2313、あった!)
2313、間違いない、私の追い求めていた番号は、燦然と光り輝いていた、少なくとも私にはそう見えた。
「やった~。」
周りの目をはばかることなく、私は叫んだ。飛び跳ねちゃったかもしれない。でもそれを恥ずかしいとは全然思わなかった。
1人で喜びに浸っていた私は、ふと我に返ると、携帯を取り出した。ボタンを操作して、耳に当てると、ワンコ-ルでお母さんが出た。
「もしもし。」
「お母さん、受かってたよ~。」
「本当?よかったわねぇ。」
「うん。お母さんのお陰だよ、いろいろありがとうございました。」
「どういたしまして。本当にお疲れ様でした、悠。」
お母さんの献身的なサポ-トがなかったら、今日の日を迎えられなかったかもしれない。もう感謝しかない。
その後、少しお母さんと話したあと、電話を切った私は、次に・・・とボタンを操作しようとすると、先に携帯が鳴り出した、由夏だ。
「もしもし、悠?やったよ、受かったよ。」
「本当に?おめでとう!やったね。」
「悠は?」
「私も受かってた!」
この日は、由夏も第一志望の合格発表。私達はしばし、喜びを分かち合った。
いわゆるすべり止めは合格はしているから、ある意味、気は楽だけど、やはりこれから発表の第一志望に受かりたい。
高まる緊張を抑えきれないまま、校門をくぐると、すでに人だかりが出来ていて、悲喜こもごもの光景が繰り広げられている。
そんな人並みをかき分けるように、掲示板の前に辿り着いた私は、自分の受験番号を求めて、目を走らせる。
(2307、2308、2310・・・2313、あった!)
2313、間違いない、私の追い求めていた番号は、燦然と光り輝いていた、少なくとも私にはそう見えた。
「やった~。」
周りの目をはばかることなく、私は叫んだ。飛び跳ねちゃったかもしれない。でもそれを恥ずかしいとは全然思わなかった。
1人で喜びに浸っていた私は、ふと我に返ると、携帯を取り出した。ボタンを操作して、耳に当てると、ワンコ-ルでお母さんが出た。
「もしもし。」
「お母さん、受かってたよ~。」
「本当?よかったわねぇ。」
「うん。お母さんのお陰だよ、いろいろありがとうございました。」
「どういたしまして。本当にお疲れ様でした、悠。」
お母さんの献身的なサポ-トがなかったら、今日の日を迎えられなかったかもしれない。もう感謝しかない。
その後、少しお母さんと話したあと、電話を切った私は、次に・・・とボタンを操作しようとすると、先に携帯が鳴り出した、由夏だ。
「もしもし、悠?やったよ、受かったよ。」
「本当に?おめでとう!やったね。」
「悠は?」
「私も受かってた!」
この日は、由夏も第一志望の合格発表。私達はしばし、喜びを分かち合った。