地下室のフィアンセ ~秘密を愛しすぎた獣~

女は裁判が始まるまで、またしばらく閉じ込められていた。


女は後悔と男の愛を胸に抱いてずっとうなだれていた。


「リサ、いや、ティア…」


そんな女の前に、あの男は現れた。


「驚いたかい。僕のこと。

忘れていた方が君のためだったと思ったんだけど………」


夫の霊は女にむかって寂しそうに言った。


「ごめんなさい。あなた、私はとんでもないことをしていたのね………」


女は涙ながらに謝罪した。
< 34 / 44 >

この作品をシェア

pagetop