キネウム王子とイーディス姫の溢れ出るパトス
「スタンドって何だよ・・・」

キネウムはひたすら

街中をうろうろしました

王子様バッグ開けちゃだめだよ

絶対それ見せちゃだめだかんね!!

早芝の言いつけを守り

キネウムは必死にうろうろしました

うろうろうろうろ

キネウムはうろうろしすぎて

疲れてしまいました

「・・・誰かに聞こうか」

キネウムは近くを歩いていた

女の子二人組に話しかけました

「ちょっといいかな」

「君達スタンドって知っているかい?」

「よかったら案内して欲しいんだけど」

女の子達は顔を見合わせ

叫びながら逃げ去りました

「何で逃げるんだ・・・」

キネウムには彼女達がなぜ逃げるのか

さっぱり分かりませんでしたが

彼のすぐ後ろには

変態出没注意の看板が輝いていました
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