キネウム王子とイーディス姫の溢れ出るパトス
「あぁ・・・あっ・・・ぁあ・・・」

「ちょっ・・・どうしたんですか!!」

「蒼井さん!!!」

急に倒れこむ蒼井にキネウムは

あたふたとしながらも

べたべたと体を触りました

「あとで殺す・・・」

「やっぱ野生種じゃ力出ないよ・・・」

「どうにかしてよキネウム・・・」

キネウムは困り果てました

ここにはいつも助けてくれる兵士も

何でもしてくれる民も居ません

辺りを歩く人々も

どれもこれも変態にしか見えません

そうキネウムの瞳には天狗様のせいで

変態フィルターがかかっていたのです

あの人は蒼井さんに危害を加えそうだ

もし強姦されたら僕はどうしたらいい

横でただ見ているのか?

それとも加わるのか?

いや変態とはそんなもんじゃない

僕だ・・・

蒼井さんでは無く僕が対象だ!!

ひぃぃぃぃっ!!助けて父上!!!
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