キネウム王子とイーディス姫の溢れ出るパトス
「おいおまえ達!あの大樹の大枝に」

「身を隠しやがれっ!忍法だ!忍法!」

「姫、今は姫の妄想に付き合っては」

「はぁっ!誰が欲求不満だ!」

「いいから隠れろってんの!」

「姫の命令だよ?逆らえば死罪だよ死罪」

「つうか隠れなきゃ叫ぶかんね」

蛙達はさんざんお尻を蹴られ

木の上においやられてしまいました

それと同時にがさがさと音を立て

数人の制服を着た人間達が歩いてきます

「うおっ・・・モロ人間じゃん・・・」

「どうすんのさあたし!!!」

「てっきり動物人間しか居ないと思って」

「余裕ぶっこいたんだけどなぁー・・・」

「もうひく訳にはいかないよね・・・」

「がんばれ・・・がんばれあたしっ!」

イーディスは体育座りをしながら爪を噛み

ぶるぶると奮えた後立ち上がりました
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