キネウム王子とイーディス姫の溢れ出るパトス

幻想と現実の共鳴

「ああああああっ!!」

「なんで足の裏から粘液出ないの!?」

「あなた達ずるい」

「ていうか血出てない?ねぇ?」

「姫・・・馬鹿だろ」

「あ・・・あの姫様」

「私達は蛙だから裸でも大丈夫なんです」

「姫様は一応ヒトですから・・・あの」

青蛙は鼻を空に突き上げ立ち止まりました

「アリウムの臭いが・・・しないか?」

黒蛙と白蛙も同じ様に鼻を突き上げました

「・・・濃い」

「もうかなり領地の外側なはずなのに」

「隠れるか?どうする?」

「俺達だけなら容易く逃げられるが」

「姫を置いてはいけないだろう?」

青蛙はその黄色い眼を充血させ

辺りを見回します
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