キネウム王子とイーディス姫の溢れ出るパトス
「何なの?ねぇ?どう思う?」

「はぁ・・・え?何がですか」

蒼井はぶすーっと

キネウムの方へと視線を送り

ハンバーガーを食べ始めました

「ちょっと何これ」

「はい!」

「当店自慢のタマネギバーガーです!」

「これなんで果物入ってないの?」

「はっ!?お客様何を!」

「あっ・・・」

「もしやアレルギストの方ですか!」

唇からだらだらとこぼれ落ちる肉汁に

わぁ・・・わぁわぁ・・・わあぁぁぁぁ

とかなり引き気味のMr.M君でしたが

俺はこんなところで死ぬ訳にはいかない

俺はあの伝説の怪人達の様に

世界中を震撼させる人間になるんだ!!

それに今日はその怪人達を生み出した

新世界の創造主と呼ばれるあの博士が

来店して下さっている!!

千載一遇の大チャンス・・・

やってやれ俺!ベーグルあったっけな!
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