キネウム王子とイーディス姫の溢れ出るパトス
拝啓キネウム王子

蒼井のジュースなんてね

所詮混じり気無しの純粋果汁なの

あたしのを堪能しなさい!!

そのコップに入っているのは

あたしの体液よ!!!

ぷくくっ!どこの汁かは内緒だけどね!

愛の伝道師アリアンより・・・

「あ・・・そうだ、アリアンロッド」

「いやっ!純粋な体液ってそんなっ!」

キネウムはコップを持ち

思わず立ち上がりました

蒼井の鋭い視線もヒイシの熱視線にも

今のキネウムは無関心

アリアン・・・

純粋な体液ってどこの液だい?

このコップに満たされているのは

ほんのり赤い液体・・・しかも香りは苺

・・・なんだこれ、妖精って苺味なの?

ていうか、え?

このコップを満たせる程

体液って余ってんの!?

アリアンからっからになっちゃう!!
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