キネウム王子とイーディス姫の溢れ出るパトス

抜いた妖精vsスカジュニアと思いきや

「はぁー・・・死ぬかと思った」

アリアンはお尻からストローを抜くと

スカジュニアに手渡しました

スカジュニアはあたかも当然の様に

紙ナプキンに文字を書き

アリアンにサインを求めました

「えー・・・と」

「妖精のお尻に刺さったストロー」

「何これ?売る気?」

アリアンはさらさらとサインし

キスマークのおまけまでつけました

スカジュニアは首を横に振り

ストローと紙ナプキンを額縁に収めると

店内のショーケースに飾りました

「わぁ・・・なんか怪しげな物が」

「いっぱい飾られてる・・・」

今世紀最悪の淫魔が指を切った包丁

疾病王スインバーンのへその緒

死神ヤマの頭皮の一部

疫病神マイケルの穴あき手袋

肥満王フランク愛用のナイフとフォーク

アリアンは思いました

死神ヤマって皮ついてたんだぁ・・・

帰ったら皆に教えてあげなきゃ!
< 195 / 255 >

この作品をシェア

pagetop