キネウム王子とイーディス姫の溢れ出るパトス
「ごめんごめん遅くなったね」

アンは息を切らしながら

ヒイシに下着と服を着せました

「いやーまさかストーカーが」

「50人も居るとは思わなかったさ」

「打っ叩いても打っ叩いても」

「もじゃもじゃ湧いてくるんだもん」

「最後の方にはなんか」

「ボスみたいなのが出てきたからさ」

「私も対抗しなきゃなと思って」

「素肌に鎧つけて頑張ったよ!」

「ほら見て!金属アレルギー」

「はぁ・・・疲れたぁ」

「それよりちょっと君!!」

「だめだよその淫猥感!だめだめ!」

「こことそこは完璧な癖に」

「四肢が雑すぎるし」

「何より表情がおかしい」

「一日中淫乱な事考えてます的な」

「そんな雰囲気やめなさい!!」

「私がしっかり紙に書いて」

「教えてあげるから」

「ちゃんと勉強する事!分かった?」

ヒイシは生長する事を一時停止し

表情を作る練習を始めました
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