キネウム王子とイーディス姫の溢れ出るパトス
「ぶあっ、なんだなんだ?」

「一瞬息が出来なくなった・・・」

蒼井はびくびくっと震え

ベアトリーチェの方を見ました

「ねぇ、蒼井」

「あれアリウムの王子でしょ?」

「なんでこんなとこに居るの?」

蒼井は、何この人、慣れ慣れしいな

と思いましたが

胸の奥底で、とてももやもやとした

不思議な感覚が芽生え

あれ、もしかして私

この人知ってるんじゃない?

きっとお尻の右の真ん中にホクロがある

あ、左胸の左斜め上にも・・・

そうだ、右半身にホクロ片寄ってたんだ

・・・知ってるぞ私!!

やったじゃん!!

蒼井は思わず

ベアトリーチェを抱き締めました
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