キネウム王子とイーディス姫の溢れ出るパトス
「早芝さん、なんでここに?」

「ていうかその格好・・・!!」

「え?犯罪でしょ!ねぇ!?」

キネウムはレネと抱き合って

早芝を指差し続けます

ちょっと、胸に刺さってるよあれ

あれこそ犯罪でしょ?ねぇ?

蒼井とアリアンはほっぺを擦り合わせ

キネウムの動きを実況しています

「静まれ変態共!!」

ベアトリーチェは少し怒った様子で

転がっていた博士のしっぽをつかみ上げ

上下左右に振り回しました

「なぜ上位ナンバーである君が」

「アリウムの王子の肩を持つのだ?」

「我々の思想を」

「最も理解出来ている顧客は」

「君だと思っていたんだが」

「違ったのか?」

早芝はベアトリーチェの前にひざまずき

会員証を掲げます

「いいえベアトリーチェ様」

「私の忠誠はVVCに全て捧げています」

「アリウムを打ち滅ぼす突破口が」

「あの王子だと私は睨んでいます」

「もし彼が我々の仲間になったならば」

「もう怖れる物など存在しないと私は」
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