キネウム王子とイーディス姫の溢れ出るパトス
スカジュニアは思いました

あぁ、皆帰ったのか

どうりで店内が静か・・・

うわ・・・あのコスプレイヤー

王子様を引きずって出てったよ

しかもまだガラス片付けて・・・

まぁ・・・いいか

それ以前にあの卑猥な造形物・・・

アートと言えばなんでもアリなのか?

それならば僕が昨日寝る前に入れた

ホットミルク・・・

これも立派なアートではないか

小さな小さなジャングルが構築され

息絶えた有機物が

新たなる生命へと生まれ変わり

ていうか捨てようこれ

もうだめだ眠い

スカジュニアはヒイシに

かぼちゃのランプを無理やり持たせ

早芝の後を追うように言いつけました

もちろん可愛いアイコンタクトと

巧みな指人形で
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