キネウム王子とイーディス姫の溢れ出るパトス
「どうも初めまして人魚さん」

「私の名はプラティコドン・グランデ」

「只今謎の少年少女連続失踪事件の」

「調査中でありまして」

「つきましてはそれに関わっていると」

「思われる人物に聴きこみを・・・」

「はっ・・・アルキ君が居ない!!」

「私の!私の大事な助手は!!」

プラティ探偵は双眼鏡を投げ捨てると

海に向かって叫びました

「高校生などという汚らわしい者に」

「うつつを抜かしていた私を」

「許してくれアルキ君!!!」

「ばっくてゅーざふーちゃー!!」

「体毛なんて無くなってしまえー!!」

「おい、探偵さん、おい」

「あれもしかしてあなたのアルキ君?」

黒胡麻の指差した先には

スケ番達に身ぐるみをはがされ

今にもノーパンしゃぶしゃぶ状態の

アルキ少年のあられもない姿が

「糞っ!!諸悪の根源共め!!」

「私の大事なアルキ君に何を・・・」

「はうあっ!不公平だぞ!!」

「男が妊娠したっていいじゃない!!」
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