キネウム王子とイーディス姫の溢れ出るパトス
「あ・・・文鳥が飼いたい・・・」

イーディスは体育座りをしながら

大海原を遠い目で見つめました

「は?姫様?どうなされたんですか?」

「待って・・・私お風呂入ってない」

「待って待って・・・宿題もしてない」

「ちょっと・・・塾・・・学校・・・」

「あ・・・あの?姫様?急に何を?」

「ていうか!!あなた何者!!!!??」

マリは口をぽかんと開け唖然としました

何かおかしな事が起こっている事に気付き

テンとタマも慌てて駆け寄ります

「姫!どうかなさいましたかー!」

「きっと黒胡麻様の」

「悪行でも聞かされて怖気づいたんだろ」

「うわぁ・・・来た・・・本当に居た」

「あっ・・・ていうか今私」

「裸に毛皮で登校時間で不良がいっぱい」

「・・・バイオハザード?」

「ああぁぁぁあああぁああぁぁっ!!!」

壊れゆくイーディスに三匹は

何も出来ずに居ました
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