キネウム王子とイーディス姫の溢れ出るパトス
イーディスは首を横に振り

トイレに座り込みました

「それにだ・・・姫」

「その大教授様は自分で」

「世界中を全て救うのか?」

イーディスは眉をひそめ

タマを見上げました

「違うだろ?結局はその他の人間だ」

「大教授様は小さな部屋で」

「絵書いて遊ぶだけ」

「そして食事が運ばれてくる・・・」

「それって飼われてる熱帯魚と」

「同じだと思うんだよ」

「結局姫は世界を救えれば満足なんだろ」

「だったら目の前の人間を救わないか?」

「人一人も満足に救えない人間が」

「他の誰かを救えると思うのか姫は?」

イーディスは考え込みました

しかし何も言い返せませんでした

なぜならもうさっぱり訳が

分からなくなっていたからです
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