オルゴールおじさん、取り調べを受ける。
警察「やけに詳しいじゃないか。」

おじさん「絡まれたんですよ。よく覚えてる。今日みたいに、生暖かい夜だった。春めいて、気持ちよくてね。」

警察「文学的表現すっ飛ばしてもらえますか。」

おじさん「失恋でしょう。酒に酔っていた。悪酔いです。オルゴールの音にケチをつけてね。散々悪態をついていった。その女じゃないんですか。」

警察「ま、まぁ、秘密ということにしとこうか。」

おじさん「明らかにドンピシャなんじゃないか。」
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