もう一度、愛してくれないか

おれはなにもする気が起こらなくて、すでに外が暗くなっていたのに電灯も点けず、リビングのカウチソファにどさっと座り、頭を抱え込んでいた。

そのとき、 ♪ピンポーンと、インターフォンが鳴った。弾かれたように、ハッ、と顔を上げる。

「……紗香?」

立ち上がって、モニターまで大股で歩く。

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