【完】孤独な闇の中、命懸けの恋に堕ちた。
「んだよ...あんな男がいいのかよ光花ちゃん」
「きゃっ...!」
ーーーバシャッ。と。
グラスに一滴も残らないほど、光花に向けてかけられたお酒。
鼻に不快感を与えるお酒の独特な匂いは、こっちまで臭ってきた。
唖然とする私とは違って
「ちょっ...!なにすんのよっ!!」
いきなりお酒をかけられて、怒らないなんてありえない。
気の強い光花は、やり返そうと自分の持っているグラスを男に向けるけど。
「おっと。もう"子供"の遊びはおしまいだ。
そろそろ"大人"の関係になりましょうか」
「「ーーーッ!!?」」
いきなり手を捕まれ、私も光花もソファに押し倒された。
嘘でしょ...。
だってさっきまであんな楽しそうにしてたのに。
結局、"こういう事"するために声をかけたんだ。
知らない男について行くのって、当たり前危険がいっぱいで。
でも、だからって。
ただのナンパだと思うじゃん。
別にホテルに連れて行かれたわけでもないんだし...。