【完】孤独な闇の中、命懸けの恋に堕ちた。
結局憎まれ口叩いてくるんだから...優しくされても意味無いよ、ほんと。
...まあでも
「蘭君らしくて...好きだよ、そういうの」
「あ?...なんか言ったか?」
「ううん!なんでもなーい!!」
聞こえないなら、聞こえないまま想いを伝えればいい。
いつか、そのピアスだらけの耳に想いを伝えられる日が来ることを祈って...
私は蘭君の背中を軽く叩いた。
「俺の背中を叩くとは、お前いい度胸してんな?」
「紫蓮想の総長さんに不意打ちって、私すごくない?」
「テメェの前じゃ、暴走族の総長とか関係ねーよ。」
「...へっ?」
「ただこうやって、普通に話せる女友達...今まで俺にはいなかったからな、新鮮だ」
「他の人とは体の関係だけだったもんね、このスケベ」
「テメェ...今この場で襲われてーのか...?」
「ひい!!!!ごっ、ごめんなさい〜〜〜!!」
人が大勢行き交う道路の真ん中で、他人の視線なんか気にせずに、男女の生々しい会話をする私たち。
点滅し始めた青信号のせいで、急げ急げと交差点を渡りきったら。
視線の先には誘惑...
新しく出来たと学校で噂されていたゲームセンターが今、私の目の前にあるじゃないか!!!!