野いちご学園外伝(ホワイトデー)
私は、手紙を見た後直ぐに校舎裏にやってきた

ことかはあれでも良い奴である

私の為に作ってくれたケーキをファンクラブの連中に全て食べさせてしまったという後ろめたい気持ちもあって、一応事の顛末を見届けなくてはいけない

おそらくファンクラブの連中に押しつぶされているだろうと思っていたが、案外そうでもなかったらしい

見つからないように覗いてみると親友を目の前に綺麗に整列しているファンクラブの連中がいた


「な・なんですの貴方たちは?」

「我らがアイドル、パティシエの姫君よ。この度は我らの為に大変美味なケーキをクッキングしていただきファンクラブ代表として感謝の言葉を申し上げる」

「何のことですの?」

そら、そう返答するしかないわ

ことかは分かってないんだから

ていうか代表はアラブ先輩だったのかっ!

不思議と納得、同時に安心もした

アラブ先輩はジェントルマンだから、きっと大丈夫だろう

さて、この後はどうなるのだろうか?
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