二度目のきみ
すれ違い??

もどかしい

桜が綺麗だ
ピンクに鮮やかに彩られてる
きみならなんて言葉を添えて写真を撮るかな

きっと一言「綺麗だね」って、そう言って優しく微笑見ながら写真を撮るんだろうなぁ

ザザっーーー

「、、、、.!!!」

大きい桜の木の向こうに、優しい顔をした彼
微笑みながら、優しくシャッターを切る彼

ーーーー廉くん、、、、!!

「綺麗だ、、、」

その言葉を聞いた瞬間、私は涙が溢れた、、、苦しい、私を見つけて欲しい、会いたい、話したいー、、、

「廉くん....っ、、!!」

彼と、目が、、合うーー、、、

ーーーーー
廉side

いつもなにかを見ると、彩を思い出す
彼女がこれをみたらなんていうかな
なんてわらってくれるかな

彼女がこの桜を見たらきっと
「綺麗!!!!廉くん!!!!」

そう言うきみの姿が思い浮かんで切なくなる。

もう一度名前を呼んで欲しい
一緒にこの桜をみたい、、、、

ザザっーーー
あぁ、、、「綺麗だ」 パシャ、、、

きみにみせたいな、、

「....くんっ!!」

ーーー??

「廉くん、、、っ...!!」

「っ、、、!!!!!」
彩.....???

もうここにはいないはずの彼女と目があった。
ーーーーーー
「あ、、や、、、??」

「れんっ、、、くん、、!!?
私のこと、見えるの....っ!?なん...っで..!!」

「彩っ、、こそ、、、なんで、、、
幽霊..だよな??幽霊、だよね、、??」

「うん..っ!!」

「だめだ...涙が止まらない..っ...
たとえ幽霊でも、会いたかった...っ!!!彩に、、!遅いっ...!!」
初めてみた廉くんの涙。いつもは優しい顔で微笑む彼の泣いてる姿も、とても綺麗に見えた。

「廉くん、泣いてる姿も綺麗だね??、、っ!笑」

「やめろ!こっちは、本気なんだぞ....いきなりいなくなったと思ったら、いきなりでてきて...!!!いつも僕をふりまわす...!!!」

「ごめんね...でも、私も会えて嬉しっ.....ぃ」
涙が一気に溢れた。もう止まらないくらい、溢れた。

「彩の泣いてる顔も、綺麗だ...」
私の大好きな笑顔で彼が言った。

それから私たちは泣きながらも、言葉になってなくても、必死に話した。

廉くんは、
「今だに僕夢みてるのかな...僕今寝てるのかな、、幻見てるかも...」
なんて言っていた。

それから私たちの触れられない生活が始まった。ーーーーー
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