Dark Light
「あっ!」


「うるさい。」


急に叫んだ私に東雲さんが眉を寄せて言う。



「どうしたの?」


苦笑しながら首を傾げて聞いてくる冠城さんに


「とっても大事なものがさっきの場所に置きっぱなしで。」


そう説明して、東雲さんの腕からスルリと抜け降りる。


そして、目を見開いて固まるこの場の人達に



「それじゃあ!さようなら。」


そう言って走り出した。


「天使ちゃん!!」

後ろで呼び止める声が聞こえたけど、そんなの今はどうでも良かった。



ただ、取り残されたirisが心配だった。




< 46 / 89 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop