Dark Light
後ろのバイクの先頭、そこを堂々と走ってたのはついさっき見たブルーブラックのバイクだった。


その後方に見えた真ん中を走ってたのは、さっき私が乗せられていた黒のボックスカー。



「(絶対さっきの人達だ。)」



抜けられるか?


失敗した。こんなに早く来るとは思わなかった。


やっぱ、今日は止めとくんだった。


そんなことを考えている間にブルーブラックのバイクが近づいてきて、私を威嚇している。



『そこを退け。俺らの道だ。』


と、きっとそう言ってる。



もう一度、振り返り確認する。


今、玲夜のバイクとの距離は約10メートル位。



「…よし。」



小さく呟いて、行動に移した。



バンドルを右にきり、その勢いのまま何回か車体を道路に近づけ、右足を軸にグルグルと回る。


その勢いのまま彼らが来ている方へと車体を立て直した。

ブォォォォンッ!ブォンッ!



呆気に取られるブルーブラックの車体持ち主を通り抜け、そのまま一直線にバイクの群れへ突っ込んだ。


< 49 / 89 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop