だから ほっとけねーんだよ  【完】
「2人でずぶ濡れでお店に来た日」


源水さんは、すこし楽しそうに
頬を緩めながら、ひとつひとつ
思いだすように話をした。


「いつも感情を顔に出さないのに
 ”着替えだしてくれっ!”て、
 あんなに大きな声だして。
 それに、ビズ。
 あれ配るときだって、
 すごく嬉しそうに
 ひとつひとつバイトの子に
 配っちゃって。」


なんだか
頬が熱い。
ちょっと、恥ずかしい・・
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