異世界にて、ファッション革命起こします!!
サラリと言うお兄様、そこに帰ってきたお姉様が私に持ってきた手紙。
なんと言うか、タイミングとか合いまくりであるが。
正しく王妃様主催のお茶会への、お母様と私への招待状だった。
あぁ、不可避の強引な波に流されてく感じが半端ない。
しかも、不可避の荒波っぽいよ。
ため息の止まらない私に、お兄様とお姉様は言った。
「当日の護衛には私達が入るように団長にお願いしたからね!」
うん、仕事中とはいえ、お兄様とお姉様も居る。
お母様と一緒。
頑張ろう!
「病気になれない健康体の自分がちょっと嫌になる時が来るとは思わなかった…」
ぼそっと呟いた私の声を拾った家族や、控えていたメイド達が苦笑している。
とりあえず、私は三週間後の王家のお茶会に参加するためのお母様と私のドレスを作る事にした。
そう、差し迫る現実に備えながらも趣味に没頭して現実逃避を決め込んだのだ。
キラキラ王太子様と王女様のお母様である王妃様。
これまた美形に違いない。
そんなこの国最高の貴婦人前にお茶を飲まなきゃならない。
マナーももう一度、振り返っておくべきか。
再びため息をついたあと、私は気持ちを切り替えて作業に勤しむためにお針子部屋へと向かったのだった。