もう1度だけ、信じさせて。



ずるいぞ。


千夏。


「千秋~。久しぶりぃ~。」


「純!久しぶり。相変わらず可愛いね。」


「おい、俺男だぞ?」


「いや、顔は女子並みに…。あたしよりも女子らしい…。」


「え?千秋女だっけ?」


そうおどけて言う生意気で、女子みたいに可愛いこいつは、桜蘭の下っ端だ。


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