ある日突然!?
玄関から入り、一応手洗いうがいも済ませ客間に律を通した。



私は飲み物を出そうとして、ここにはお茶しか無いのに今更ながら思い出し、 

そのお茶をコップに注いで盆に乗せて持っていく。



律はちょこんと座っていた。



うーん、似た光景10日前も見たな…。



なんて思いながらコップを机の上のコースターに置いて私も座る。



「………」



「………」



会話が無い。



沈黙だ。無言だ。



律がお茶を一口飲んでから私を見た。



「雪…香。あのさ」



「ん?」

随分畏まってるな。



「………僕、雪香の事、好きなんだ」



………んん?



「っていきなり言われても困るよね」



好き?

好き?好き?



ん?



好きって、何が………。



律は顔を真っ赤にさせて俯いている。

そんな律を見て私まで顔が熱くなってきた。



部屋は冷房で涼しいのにだ。



「いや、困らないが何が何だか」



雪香の事が好き。私の事が好き?



いやいや、ありえないだろ。

「僕、物凄く行動に出してるんだけど………」



………まさかな。



私が好きって、友人としてに………いや義理の兄妹としてに決まってる。



そんな、恋愛対象としてのものじゃなくて………。



そうだ、だってそんな要因無いしな。



「ねぇ、雪香」



「っ!」



律がいつの間にか私の隣にちょこんと居た。



いや、自分で長い事考えていたとは思うが。

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