極甘同居~クールな御曹司に独占されました~
「今日も遅くまでクリーンルームだったんだろう?」


「……綺麗にしておきたいなと思って」


クリーンルームを出た後にわざわざメークしたのは、高梨さんに綺麗だと思われたかったから。
でもそんなことは口が裂けても言えなかった。
まるで好きだと言っているみたいだ。


「褒めてくれる人、いますから」


称賛というより怪訝そうな彼の口調につい意地を張り、言い訳のように付け足した。中島さんしかいないけれど、確かに褒めてくれたもの。


「誰に?」


「……職場の男の人です」


「例の好きな男?」


「……」


嘘が続かなくなって急に黙秘権を発動した私に、高梨さんは少し眉を寄せた。


「ただでさえ過労気味なんだから、無理するな。俺の目から見たら化粧してもしなくても変わらない」


「か、変わってないっていうのは失礼です」


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