極甘同居~クールな御曹司に独占されました~
「長谷川麻里子か」


いきなりあの名前を出され、私は凍り付いた。話の先が怖かった。


「あの日、家に来たのか?」


「……」


「そうなんだな」


「高梨さんも同意の上で、彼女が話をしに来たんじゃないんですか」


「同意って、何をだ?」


「高梨さんと……」


言いたくなくて口ごもる。「結婚する」というはっきりした言葉は言われていないけれど、彼女がそれを伝えに来たのは確かだ。


「彼女が柚希を傷つけたのか?」


「違います」


高梨さんと結婚する人のことを悪く言うわけにはいかない。

それに、私が勝手に自滅しただけ。
佐々木先輩との過去を勝手に重ねてしまったから。

そして、高梨さんにふさわしいのは私ではないと思ったから。


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