恋×嘘×罪~誰にも言えない秘密の恋~
「たか…せ…」


「…花…」


なんで…高瀬が…


「…次からは気をつけろよ…」


「あ…」


高瀬はそういい私に背を向け出口へと歩いて行った。


「待って!たかっー…っ!!」


『俺は一度も…お前を好きだったことなんてない…』


ズッキンー…


高瀬は立ち止まり、私のことを見た。


「…なんだよ…」


「あ…えっと…」


『二度と俺に近づくな…そして…俺の前に現れるな…』





「!!」


私はゆっくりと高瀬に頭を下げた。
< 37 / 55 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop