無題 〜奇跡の7つ子〜

3:♣自己紹介をしよう!♣

「俺は、密羽家、長男、密羽 愛鳴!(
あな)愛鳴って呼んで〜。よろしくな!」

そう言って、ヘラっと笑った。


「はい。よろしくお願いします。」


「俺は、密羽家、次男、密羽 架鳴だ!
気軽に、架鳴って、呼んでいいぞ!よろしくな!」


キラン!と、効果音がつく感じで、言って。



「僕は、密羽家、三男、密羽 遅鳴です。
遅鳴って、呼んでください。よろしくお願いします!」


さすが、自称、真面目!

クールにいくね!



「僕は、密羽家、五男、密羽 壱鳴です。
呼び方は……なんでもいいから、気軽に呼んでください。よ、よろしくお願いします。」


こ、コミュ障なんです〜〜〜。って、言いそうになったわ!こいつが、一番心配だわ。



てか、私の番飛ばした!?



「僕は、六女の、密羽 詩鳴だよ。
なんでも、呼びやすいように呼んでね!よろしくダブルピース!!」



元気満々、詩鳴らしい、自己紹介だわ。



「私は、七女の、密羽 兎鳴。
呼びにくいから、とーなって、読んでね。よろしくね♡」



でた…あざとい!



「三女は、私。密羽 秘鳴。呼びやすいように呼んで。よろしく。」



ほら!急に三女が、出るから、驚いてるじゃん!




「……ひなの、ひって、なんていう字で書きますか?」



なんていう字?漢字のこと?




「秘鳴姉の、ひは、秘密の秘だよ!」




「それが、どうかしたんですか?」




「………いえ。なんでも、ないです。」




うつむいてすこし考えてから、ヘラっと笑った。


この子……“心”が読めない!





「まぁまぁ、じゃあ、そっちも、自己紹介してくれますか?」




さすが、遅鳴!天才!




「まず、私から。
私の名前は、ユピテル・秘・アリスです。一応シスターをしてました。どうぞよろしくお願いします。」



長い名前…。

テキトーに、アリスでいいか。

「口挟んで、悪いけど、質問!
アリスか、ユピテル。どっちで、呼べばいい?」



「お好きな方で」



聞く手があったか!



「もう1つ!」



まだあるんかい!



「治療中に出していた、謎の光は何?」



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