冷たい蜂蜜
外に出た



空気は悪くない



私は行きたいところがあった



福岡にある百道浜、けやき通り。



今いる場所は佐賀



電車で行こうかな



今の時刻は朝の8時



きっと行ける



電車に乗り、道を歩いた



百道浜に向かった



近くに学校があった



やっと百道浜に着いた



小さい頃から行きたかった



特に理由はない



座って空気を吸う



私は大事なものを落としてきた気がした



どこでだろう



ばあちゃんから貰ったネックレスを落とした



なんでないんだろう




ホテルにはない



もしかして電車?



でも落とすはずがない



始まった私の決め付け



歩いてきた道を確認してもない



もうどこを探してもない気がした



その時頭の中でどこか遠くで誰かが私のネックレスを握っている姿が頭の中で駆け巡った




顔は見えない




場所は見たことあるようなないような場所



散らかっている



独特の服



白くて細い手


もしかして駿人?



でも駿人はなぜ持っているの?



私を待っているの?



わけがわからない


混乱したままばあちゃんに会いに行くことにした。







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