セーヌ川に魅せられて~パリジャンとの淡い恋~


手紙を読み始めて、2時間が経過していた。






手紙にはこう書かれていた。





【レイに会えて本当に良かった。


 しばらく会えないけど、僕の気持ちは変わらない。


 1年後の今日、この場所で待ってます。アランより】









どんどんアランとの距離は遠くになっていくのに、

アランを近く感じていた。




離れても変わらない。



私だって、ずっとアランを思い続ける。





大好きな人が同じように自分を好きでいてくれるって

こんなにも幸せな気持ちなんだと知った。





帰りの飛行機で、爆睡する2人を横目にずっとフランス語の勉強をしていた。




アランが日本語を覚えようとしてくれたように・・・


私もフランス語を覚えよう。








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