無敵の剣
呆然と目を見開く土方さんに


「行ってくる」




クルリと背を向けた





「山崎さん、医務方よろしく」


「俺?」


「勝手に指示すんな!」


土方さんが抗議の声をあげたが



「ククッ 了解や!!
斎藤!気をつけてな!」


「うむ」













戦とは、想像以上に恐ろしいものだ

そこら中に倒れている仲間をどうすることもしてやれない


永倉さんのところまでたどり着けるだろうか


いかなければ




ふぅーと、息を整え
再び走り始める





何もせず、失うのは嫌だ


全力で生きてやる!!!








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