晴空のようなあなたに恋をした
ドアの向こうにいる総長さんが、ニヤリと笑い。
「しばらく出てくんなよー。耀がヤバそうなら出てこい。………あ。あと、お前色気ねー叫び方だなぁ?」
くくっと笑いドアを閉めた総長さんに私は怒りを通り越して、もう“無”。
うん、無だ。
「…やっぱりイライラしてきたー!くっそ総長!!」
あぁ…イライラしてても仕方がない。
そう思って痛いところをさすりながら、立ち上がった。
この部屋は真っ暗だ。
日差しも入ってないし、電気も付いてない。
しかも、目を凝らしてみると黒い家具しか置いてないみたい。
てかこの部屋、ひっろ!
まだ奥が続いてるみたい。
迷路みたいに長い廊下に、びっくりする。