晴空のようなあなたに恋をした


そんな私たちをニコニコしながら見てるお姉さん。






お姉さんを見てると、私もバカ兄貴じゃなくて、お姉ちゃんが欲しかったなぁ〜。




「ん?…バカ兄貴!!」





そうだった!迎えに来てたんだった!!







慌ててちっとも進んでない宿題をバッグに適当につめた。




「あぁ!たっくんのこと忘れてた!!」





さすがのバカなたっくんも怒ってるんじゃ…?なんて思いながら階段を下っていく。








後ろにお姉さんと美沙が付いて来てくれたのがわかった。





「ごめーん!遅くなった」





私の謝罪が聞こえてないって感じで、ぼーっと私の後ろを見続けてる、たっくん。




…ん?………私の後ろにいたお姉さんのことをめっちゃ凝視してる?たっくん…??




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