晴空のようなあなたに恋をした


「私まだクラス全員の名前覚えてないんだけど、。」






カラオケ店に入って廊下を歩いてる時、美沙が言った。





「大丈夫だって!それは俺もだから」






窪田が能天気そうに笑いながら言った。




「俺はなんとなくなら覚えてる」


ドSの綾人は頭良さそうだから、記憶力には自信があるっぽいな〜。







「私は全員完璧に覚えたけどね!女子だけなら!!」






ドヤ顔をみんなにしてやったら、は?みたいな顔をされた。






「は?お前バカなのに覚えれたんだ…てか男子も覚えといてやれよ…、。」


さっきから一言も喋ってなかった秋が口を開いた。





「え、なんでバカだって分かったの!?」





勉強大っ嫌いな私は当然ながらバカだ。






だって授業時間は睡眠時間だと思ってるくらいだからね。


< 42 / 171 >

この作品をシェア

pagetop