晴空のようなあなたに恋をした


私たちを置いてニコニコしてる綾人が立ち止まった。




「ここ?要」




私たちの前のドアには205と記してある。








わずかに楽しそうな声や歌声が聞こえてくる。





って、要って誰?



「そうそう、ここ〜」






ゆるくニコッとして窪田がドアを開けた。





あぁ!窪田要だったわー。



私は窪田って呼ぶから要が誰かわかんなかった。







__ガチャ









「ふぉーーー!!カモンエビバーリイ〜!!!」






わぁお!テンション高男くんがマイクを持って奇声を発してる!!





ちなみにテンション高男くんは私がつけたニックネーム。





なんかテンションが高かったからという、そのままのニックネーム。



名字も高田だし、我ながらいいニックネームをつけたと褒めてやりたいくらい。




「おぉ〜!テンション高男くん!!盛り上がってんねー!!」




テンション高男くんと私はテンションの高さが合うと思うんだよね。


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