結婚のその先に
啓吾が栞菜を心配して寝室をのぞくとベランダの扉が開いていた。その背中が不安そうに見える。

栞菜はどんな選択をしようとしているのだろうか…。

その邪魔をしたらいけない。

それでも栞菜を抱き締めずにはいられなかった。


こんなのルール違反だ。


どんな罰でもうける。


どうしても今の栞菜を一人にはできなかった。
< 246 / 279 >

この作品をシェア

pagetop