結婚のその先に

涙の宣言

啓吾が後ろから栞菜を抱き締めると栞菜はくるりと向きをかえて啓吾に抱きついた。

栞菜の意外な反応に一瞬驚いた啓吾。ぎゅっと自分の腰に手をまわす栞菜に切ないほど愛しさが込み上げた。

そのままふたりは1ヶ月以上ぶりに同じ布団で眠った。ぺったりと隙間を埋めて抱き合い眠った。


このまま離れたくない。
心まで近くにいたい。


そう願いながら眠りに落ちた。
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