結婚のその先に
栞菜は1週間で退院した。




退院後は啓吾のマンションで暮らすことになった。




アパートに帰るという栞菜の話を啓吾は受け入れず、最終的には栞菜にそばにいてほしいという啓吾の一声に栞菜は従うしかなかった。




栞菜のアパートの荷物はすべて業者が啓吾のマンションへ運び込んだ。




でも生活感がまるでなかった啓吾の部屋には無いものが多過ぎて退院する日の帰りに買い物しないと暮らせる状態じゃなかった。




入院中は毎日仕事前と後に病院に通っていた啓吾。




退院の日は仕事を休みにして来てくれた。




新しく買った啓吾の車に乗るとあきらかに栞菜用に用意されたクッションや膝掛けがあり栞菜は嬉しくなった。
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