結婚のその先に
シャワー室から出るとすぐに栞菜の手をひいて啓吾は洗面室の椅子に栞菜を座らせた。




ドライヤーの風をあてるうちに栞菜はコクリコクリと居眠りを始めて啓吾は愛しさがつのった。




そっと抱き上げて栞菜をベッドに寝かせる。




自分でも驚くほど自然に栞菜の唇にキスしていた。


なにがしたいんだ俺は…。


いつか手離さなきゃならないのに自分の気持ちが抑えられない。
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