あなたの命、課金しますか?


家に帰ってからも、桃子の言葉が頭から離れない。


お昼も一緒に食べたけれど、2人とも無言だった。


ひどいことを言ったのは分かっている。


謝らなければいけないのも、百も承知。


それでも謝罪の言葉が出てこなかったのは、今の私を頭ごなしに否定されたようで、どうしても許せなかった。


1番の親友というのなら、私の気持ちを分かってくれてもいいんじゃないか?


同じ【ブス】なのだから、私が綺麗になりたい思いは痛いほど通じているはずだ。


それなのに【偽り】だなんて__。


だんだん腹が立ってきた。


綺麗になりたいという気持ち、周りを見返してやろうという気持ちに、嘘偽りもない。


スマホを開く。


昨日と同じままのページ。


願い事は更新されないまま、私を待っているようで。


【目を二重まぶたにする】【3年】


どれくらい眺めていただろう?


私は、変わりたい。


たとえ、周りから注目を浴びたとしても。


大切な友人を無くしたとしても。


私は変わりたい。


生まれ変わりたい。


なぜなら。


今の私が嫌いだから。


だから私は【願い事】を叶えることにした__。








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