オオカミな大上くん
「朝陽…、まだ舌矢と話せてないの?」



玉入れの選手たちが並んでいる間の時間、愛が静かに聞いてきた。



「うん…。なんて話しかければいいのか、わからなくてっ…」



「そっかそっか…。朝陽は舌矢のことどう思ってるの?」



どうって…?



どうって、友達…としか…。



「友達…かな」
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